骨折り損イヤホン福袋を買った話

2014年10月04日

期待以上の終わり方

高校生活最後の行事、球技大会がありました。これで高校生活における全校生徒で取り組む大きな行事は終わるわけで、有終の美を飾りたかったのです。春季体育大会は2位で球技大会と合わせて、総合優勝を目指して頑張りました。結果としては総合2位で、目標達成ならずだったのですが。それでも!ぼくは出場競技である本命・バスケットボールで優勝できたので満足なのです!本当に自画自賛と言いますか、頑張ったので思いの丈を綴りたくて一筆取らせていただきたいと思います。

バスケットボールは全クラス混合のトーナメント式で、対戦相手はくじ引きで決まります。バスケ部員やバスケ経験者が出場できないルールは無く、誰でもエントリー可能なのがぼくたちの高校のルールで、一試合は4分x2クォーターで同点の場合、フリースロー3本で多く決めた方が勝ち。シュートモーションへのファールは1点加算で相手ボールで試合続行。決勝のみ8分x2クォーターでファールの場合1点加算ではなく、フリースローが与えられる通常のバスケットボールの競技ルール。

何が勝敗を決するかといえば、やっぱりバスケ部経験者の数。ウチのクラスはバスケ部が3人で5人中4人は去年も同じメンバーで大会に臨み、1人入れ替えで入ってきたのは部長という、ベテランチーム強化版なのでした。他のクラスもバスケ部が多いクラスは幾つかあって、優勝候補みたいな強いクラスってのが必然的にあらわれてくるのです。特に強いと思われていたのが、2年生の現役バスケ部の2人と中学までバスケやってた経験者と質の高い初心者2人のクラスと、1年生の現役バスケ部4人と初心者のほぼ普通の経験者チームのようなクラス。そして、ぼくたちのクラス!三つ巴のようなどこが勝ってもおかしくないチームパロメータで、くじ運次第で潰しあいが発生してしまう今年。
大会2週間前に抽選があり、体育委員が引いてきたのは左のブロックの1番端っこ。先の2クラスは逆ブロック。潰しあいは敵がしてくれるという上出来のトーナメント。決勝までは波乱が起きなければ負けないであろうと確信したと同時に逆ブロックが混戦ということで試合慣れするのではないかという心配も発生しました。
トーナメント表が決まり、まず2強に絞られ、ウチと2年生が決勝で戦うことになりそうで、対策を練ることに。相手のバスケ部2人の内、一人は県内でも屈指の選手であり、絶対的エース。もう一人は正確でシュートモーションが速いピュアシューター。おまけにこの二人どちらも180cm越えのビッグマン。さらにさらに元バスケ部は中学時代に県大会出場している学校の4番。難攻不落なのです。
ひょっとしたら、ぼくたちは歯も立たずボロ負けしてしまうのではないだろうか、そんな風に思わせられるチームで、現役引退して肉体的なポテンシャルも絶対的に下がっているぼくたち3年生が俊敏な2年生を止めることができるのか。試合時間が決勝だけ2倍であり、1クォーターが終わった時点でもう勝敗は決まってしまって見に来てくれる生徒を楽しませることは出来ないのではないか、などと不安ばかり頭をよぎるのです。不安をぬぐおうと毎朝、週3でクラブチームに顔を出させてもらって試合をしてもらって実戦感覚を常に忘れないよう努力をしても、ぬぐえないほど、相手ははるか上空にいる、そんな印象さえありました。
そんな僕の不安とは裏腹に、クラスメートには「優勝できる!頑張れよ!応援するから!」と熱いまなざしで言われるのです。(はぁ、僕は皆に顔向けできるようなプレーがしっかりできるのだろうか。)負ける前から胸は高まると同時に痛み、「勝利は簡単じゃない」と喉まで出掛かった言葉がなかなか言えませんでした。それから初心者にバスケを教え始めて、成長速度と伸びしろに目を見張るものがあり、勝機がわずかですが見え始め、やっと皆に「勝つか負けるか五分五分で、結構厳しいんだ」と笑って話せるようになったのだけど、それでも相手の実力がいかほどのものか自分の想像できる限りを尽くしてもさらにその上を行って来たらどうしようかと、見えない仮想敵に苦しみ、いっそのこと早く大会が終わってほしいと思っていました(笑)それでも、頑張って!勝てるよ!と励ましてくれるクラスメートの言葉には報いたいと彼らのために勝利を献上したいと決心に変わりました。

大会一週間前、毎年恒例で、昼休みはエントリーしたチーム同士で練習試合をローテーションで回しながらしていきます。負けそうもないチームと試合をして、自分たちの強さを確認と同時に周囲に見せつけていました(笑)2年生との練習試合も一回はしておきたいと思っていて、大会3日前に試合を組んだのです。
ゲーム展開は現役2年のエース一人を全くと言っていいほど止めることができず、点数はとってもとられ返され表面上では均衡でも、内容は負けているのでした。10-12の2点ビハインドで迎えた残り1ポゼッションのオフェンスでミスショットをリバウンドしてからの僕の3Pブザービートで13-12で奇跡的勝利。ぼくのシュートは止められることはなく、3P2本決めることができて、本番もこの調子で相手がやってきてくれればぼくは活躍もといシュートを決めることはできると確信。されど、相手はシュートセレクト自体自ら制限を設け、本気ではなかったコトを知り、作戦の練り直し。最終的な決断として、上手い2人をマンマークして、残り3人でゾーンを組む、簡素的なトライアングルツー。初心者二人にゾーンの下2枚を任せるややリスクの高めのフォーメーションだけど、これがぼくたちの力量と相手の攻めたい所を抑えるにはベストではないかと判断。練習試合を経て浮き彫りとなった課題を解決するべく、残り2日を欠点克服とトライアングルツーの意識練習に費やしました。

そして大会当日。ぼくたちの目標は勿論優勝。決勝までの道のりが逆ブロックよりも楽なので自分たちで課題を作りました。1回戦を大差で勝つこと。大会中はトーナメント表に試合が終わるたびに試合結果が記入されていき、何点差でどこが勝ち上がったのかわかります。そのトーナメント表に僕たちは優勝候補筆頭として大衆の度胆をぬくと同時にクラスメートに安心感を与えてあげたかったのです。1回戦だけは真剣にプレイして、決勝までの残りの試合は負けない程度に頑張るスタイルで方針を固めました。
迎えた1回戦。相手は1年生センター一人が脅威の普遍的なチーム編成。ぼくたちは1回戦だけど、もともとシード権獲得していたので、相手は2回戦。1回戦を彼らは3年生を下し、圧勝して勝ち進んできました。その相手に僕たちがどれくらいやれるのか。ディフェンスは機能するか、楽しみで仕方がないのです。
試合開始の笛が鳴り、僕たちの十八番でもあるワンパス開幕速攻は見事成功し、開始3秒で2点先取。それから2-3ゾーンディフェンスを引いて、トップの2にぼくと部長。ここで大半の相手の攻撃はシャットアウトすることができて1クォーターが終わってみれば、16-0のランニングスコア。30点を取ることを目標に掲げ、後半は実戦感覚を初心者に養わせること第一にして0点に抑えることはあまり意識しないように。27-2で迎えた最終ポゼッション、残り数秒で3Pを決めてキッチリ30点。有言実行。応援の生徒には圧倒的強さを見せつけることができ、ぼくたちの一つ目の目標はクリアできました。どんなに強くても、オフェンスとディフェンスを繰り返すスポーツである以上時間は限られていて、8分間ロスタイムなしでは30点は中々厳しいものはありました。それでも、達成することができたというのは自信につながる質の高い試合でした。
2回戦は3年生バスケ部一人のワンマンチームで特に苦戦することもなく、点差こそつかないもののゲーム内容は悪くはありませんでした。
次の準決勝はこの大会でのキーとなる試合だったかもしれません。
バスケ部2人の2年生チーム。ゾーンディフェンスを引いてきて、ぼくたちはセンターを中心に攻めようとしていましたが、初心者含めインサイドがゴチャゴチャになってしまい上手く攻めきれなかったのです。1クォーターが終わって、2-2。僕の3Pも調子が悪くイマイチ締まらない前半でした。後半は切り替えようと、インサイドの攻めを整理させて、無事センター中心に攻めることはできました。ぼくの3Pも後半は入り始めて、試合が終わってみれば13-4。前半も後半のように整理されたオフェンスができていれば1回戦のような点差で勝てたのかもしれません。この試合を通じて、ぼくたちが決勝で主軸で戦おうとしていたセンタープレイが思った以上にかみ合っていなかったことに気付き初心者含め全員のオフェンスの意識改革を行いました。今思えばこのオフェンスの失敗があったからこそ決勝で善戦できたのかもしれません。

準決勝から決勝までは2時間ほど時間が開いて、決勝の相手は順当に2年生のチームが勝ち上がってきました。彼らの試合を観戦していて、決勝戦が8分間しっかりたたかえるのかどうか不安で緊張がほどけませんでした。2時間という余りにも長いインターバルがぼくをさらに緊張させるのでした。その間に他の競技は予想外にも負けてしまい、バスケットボールに対する期待と観客は増える一方で、負けてもいいから楽しませるバスケットを、とシュート練習をひたすら練習していました。
決勝戦が始まるころになると体育館は人でいっぱい熱量が違うのです。コートサイドにはクラスの応援。緊張でしたが、ホイッスルが鳴り試合が始まればぼくの緊張は試合への集中でどこかに消えていて、一回戦同様開幕速攻は見事決まりました。ここで善戦できると確信したぼくたちはいつも通りのプレーができました。それでも、相手は強いのです。2点決めたら決め返すってのを繰り返すシーソーゲーム、ぼくたちは最初の2点のおかげで常にリードしている状態で1クォーターを終えることができました。2点差しかないけれど、この点差を維持して逃げ続けるしかない、と。2クォーターが始まっても、シーソーゲームは続きました。たまに相手のミスから4点差に広げても相手の3Pが尽く決まり離すに離せないのです。残り1分を切っても尚2点差リード。どちらかのミスでひっくり返る点差です。
勝敗は残り40秒で決まりました。2点差で迎えた僕達のオフェンス。ぼくがバックカットをしてレイアップを決めて、4点差に。もう勝ちが決まりました。そこで相手の集中力は切れたのでしょう。相手のパスもそれまでとは違い弱くなり、試合終了時には8点差。僕達は最後の最後で競り勝ちました。どっちに勝ちが転がっても不思議ではないこの白熱した試合。手に汗握る展開で過去三年間で1番盛り上がることができたのだと自負しています。やっぱり経験者同士の力量は相手の方が上回っていましたが、初心者のレベルが僕達の方が圧倒的に勝っていました。初心者にバスケのコツを教えてきてよかったと本当に心から思いました。優勝と同時にクラスメートが駆け寄って喜んでくれて、ぼくは勝てたことを現実味帯びて感じることが初めてできて、充足感に浸りました。本当に夢心地だったのだけど、自分の持てる力はすべて出したし、周りの力も十二分に引き出した。全力と全力の勝負に勝ったのです。
バスケは優勝したけれど、他の競技が振るわず、総合2位。総合優勝は達成することができなかったけど、それでもみんな達成感はあったと思います。試合が終わって知り合いいろんな人から賛辞の言葉をいただき、バスケ部をやめて社会部に入ったこの僕ですが、実力を見せることができて個人的にも大満足でした。納得のゲームメイク、作戦もしっかり機能して、殊勲者として貢献できたことを誇りに思います。
三年生が勝たないと示しがつかないと、試合前に圧力をかけてきたバスケ部顧問の先生にもしっかりと勝ちを取ることで責任を果たすことができて良かったです。試合後、体育教官室に落し物を取りに行ったときに体育科の先生方から、お褒めの言葉をいただき、とてもうれしかったです。

大会前から夢で負けるシチュエーションばかり浮かんで、うなされていましたが、念願の優勝ということで数日は余韻に浸ることができていい夢が見れそうです。自分のパフォーマンスもしっかりできて、シュート入ってたな!と友人に言われるだけでうれしくなりました。毎朝シュート練習してきてよかった、これで受験勉強に切り替えることができます。

と、だらだらとまとまりのない小学生の作文みたいな文章なのですが、読んでいただきありがとうございました。打ち上げでまた余韻に浸りたいと思います(笑)

hajimenko at 23:00│Comments(0)TrackBack(0)

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